こんにちは。
昨年の12月に入り、世界的に株価が暴落していますね〜クリスマスあたりに少し反発しましたが・・・。
思えば、つみたてNISAがスタートしたのは2018年の1月からです。金融庁の施策や金融機関の広告でつみたてNISAを早々にスタートした個人投資家たちは含み損を抱えているのではないかと思います。僕もその一人です。
しかし、つみたてNISAは毎月コツコツと時間を分散して積み立てる投資手法なので、こういった弱気相場があってここそ、強みが発揮されるということもあります。つまり、弱気相場では株数を増やすバーゲンセールとも考えられます。
つみたてNISAもノーリスクではない
つみたてNISAのメリットは何と言っても年間40万の非課税枠が最大で20年間。いつでも、売却できます。買付手数料も0円で、ネット証券であれば100円から積み立てがスタートできます。金融庁の後押しもあり、広告も頻繁に見るようになりました。投資初心者には非常に取り掛かりやすい制度です。
「年利X%で運用すると・・・」といったようにキレイな右肩上がりのシュミレーションをみてしまうと、あたかもノーリスクで、長期間運用すれば必ず資産が増えるようにも思ってしまいます。そんなイメージでスタートしてしまった場合、いきなり市場の洗礼を浴びてしまう形となってしましました^^;
つみたてNISAの銘柄は投資信託であり、人気の銘柄は国内外の株式を対象にしているものが多いです。12月に入り世界的に株価が暴落しているので、つみたてNISAの口座を明けてみると含み損を抱えているというわけです。
貯金するよりも運用が良いと思ってやってみたら、貯金していたほうが良かった・・・とガッカリしてしまうわけですね。つみたてNISAは有利な制度ではありますが、ノーリスクではないということが身に沁みて分かりますw
運用なんてしない方がマシだ!と売る必要もない
ここで、「やっぱり、余計なことしないで貯金が一番いいよね〜」と思うのも分かります。2018年の1年間に限っては、結果そのとおりでした。しかし、つみたてNISAは最大で20年の非課税枠がある長期投資です。ここでガッカリして売って損失を確定させるのは、もったいない話です。
キレイな右肩上がりの相場よりも、このような弱気相場がある方が、株数を増やせるチャンスでもあります。将来的にはリターンとして跳ね返ってきます。ただし、株価の底値は誰にもわからないので、鼻息を荒くして買い増しをする必要もないかなと思います(つみたてNISAは月の上限も決まっています)。
そして、まだつみたてNISAをスタートしていない方にとっても、良い時期だと思います。つみたてNISAの非課税枠は最大で20年なので、スタートが遅れると非課税枠期間も減っていきます。国が準備した非課税枠を最大限に活用していきましょう〜。
口座を見ないもの一つの投資行為
それでも、口座をみてみると含み損が目に入ってしまうのは気分が滅入りますね。個人投資家が世界経済に影響を与えることは不可能なので、長期投資をすると決めたら必要以上に口座を見ない(余計なことをしない)というのも一つの投資行為だと思っています。
その時間を使って本業に関することや、現物資産などの研究に時間を充てたほうが有意義です。株式の長期投資は「今後、長い目で見て世界経済が成長する」というシナリオで成り立つ話なので、これが根底から覆る話もゼロではありません(個人的には低いとは思いますが)。つみたてNISAは資産運用の一つの柱として捉えて、広く遠くを見ていくことが必要だと思います。
最後に小言
2018年はつみたてNISA元年。「貯蓄から投資へ!」なんて号令のもとに広がりを見せたものの、年末にはこの結果。世間的には投資に対する嫌悪感が増してしまったような気もします・・・
日本人の投資アレルギー体質、貯蓄体質は変わらなさそう。
それでは!