読書

(最終更新日:2018.05.24)

「サイコパス」

こんにちは。読書の記事です。

脳科学者の中野信子さんの本は以前に読んだことがあって、面白かったんです。僕が最近興味をもっているのは、社会に溶け込んでいるサイコパスの存在。中野先生の本にありましたので、買ってみました。

サイコパスはとなりにいる

サイコパスって、どんなイメージか。僕は誤解していて、頭脳明晰な凶悪犯罪者とか、ちょっと精神的に問題のある犯罪者とかそういうイメージでした。つまり、自分とはあまり関係のない世界にいるということです。

そういうパターンもあるのですが、自然に社会に溶け込んでいるサイコパスもいます。本書では「捕まるサイコパス/捕まらないサイコパス」なんて表現がされていました。つまり、捕まらないサイコパスは身近にいる可能性があります。

アメリカ人口の4%はサイコパスと言われていて、日本ではもっと少ないそうです。しかし、企業の最高経営責任者など、冷静な判断や強靭なメンタルが必要とされる職業(またはその環境)ではサイコパスの割合が5人に1人の割合なのだとか。

偉業を成し遂げた人でサイコパスは多い

では、サイコパスは人類にとって害悪かというと、そうではなくて、歴史上の人物や偉業を成し遂げた大物にサイコパスは多いようです。

例えば、織田信長。実際に織田信長の脳画像は閲覧できないですが、行動パターンからサイコパスであると推測できるようです。それまでの慣習をことごとく破ってしまう性格、お寺を焼き打ちにするという恐れのなさ、冷酷で残忍な行動。

それから、アップルコンピューターのスティーブ・ジョブズもそうだったみたいですね。人々を魅了する天才的なプレゼンテーション。一方でエンジニアに対する容赦ない行動や追求は有名な話です。

こういった偉業を成し遂げた大物は「勝ち組サイコパス」と表現され、犯罪者とは全く逆のポジションですね。サイコパスにもいろいろいます。人類がイノベーションをしていくためには、サイコパスの存在は必要とも言えるなと思いました。

サイコパスの特徴

サイコパスは必ずしも犯罪者でもないし、人類の害悪というわけでもないです。しかし、犯罪者もスティーブ・ジョブズも身近な存在ではないですね。では、身近なサイコパスはどんな人なのか?本書から読み取れたパターンを書いてみます。僕の経験も少し交えます。

他人への共感性がなく、良心が欠如している

まず、ここです。他人の苦しみや悲しみに対して全く共感性がないのです。程度の高低でなく、ない。それに関連して良心というものもないので、罪悪感という概念も存在しません。

例えば、足に金槌が落ちる動画を見たら、「痛そう・・・」と思うのですが、むしろ快楽を感じるとか・・・そんな感じです。ナルシストなので他人の事を自分に投影するようなことはできません。

しかし、他人がなぜ苦しんでいるのかを理解(共感はしない)することには非常に長けていて、他人の弱みにつけ込みます。更に困ったことは、共感しているように装うことができるので非常にわかりにくい。例えば、本当は思ってないのに申し訳無さそうな顔をしたり、感極まって涙を見せたり。

共感しているフリはできるんですよ・・・。このあたりを見抜くのは難しく経験が必要かも。僕は彼らの「共感しているフリ」は何とも言えない違和感という言葉が適切だと思っています。

彼らは捕食者であるので、他人の不幸の上に自分の幸せを平然と築くことができます。実際に危害を加えるのではなく、生かさず殺さず搾取していきます。おそらくそれが、遺伝子に組み込まれている生存戦略なのでしょう。

見た目が非常に魅力的で、プレゼンテーションの天才

一見、魅力的で仕事ができるように見えるということです。捕食者である彼らは対象者からどう見られるのがいいのか理解できるほど賢いです。では、仕事ができるのかというと必ずしもそうではなく、細かい作業や忍耐を必要とするような分析は苦手。

プレゼンテーション力が天才的なので、熱狂的なファンが常にいます(そして、モテる)。しかし、メッキが剥がれてしまい、ファンが離れるのですが、何も知らない人が新たなファンとなります。長期的な人間関係が苦手で男女関係も奔放みたいですね。

SNSでキラキラ投稿をして、ブランド品に身を固めて、話も上手。でも、なんなのこの違和感・・・って人はいます。ここで、「この人スゴイ!」って思って付いて行ってしまうと、その先にはピラミッド構造があって搾取されるクラスタとなるのです。

批判されても平気な強靭なメンタル、慢性的なウソ

サイコパスは良心がない分、恐れを知らず果敢にハイリスク・ハイリターンに挑みます。したがって、批判されても全く平気な強靭なメンタル。このあたりが、企業の最高経営責任者に多いというのが納得できます。

そして、自分をよく見せるために平然とウソをつきます。自分の経歴やストーリー、盛りに盛ります。しかし、長期的に観察していくと、強い主張のわりには、矛盾していることが非常に多いのです。

うーん、やっぱり起業家とかセミナーやる人には多いと思います。詐欺的な商売を次から次へと転がして儲けているパターンですね。

グレーゾーンもある

身近に結構思い当たるフシもあるかもしれません。サイコパスの定義はハッキリしたものではなく、グレーゾーンもあります。部分的にサイコパシーの要素が強い人もいるみたいです。

サイコパスとの付き合い方

こうしてみていくと男性のイメージですが、女性もいます(女性の場合はまた特徴があるようなのですが・・・)。サイコパスはやっぱり身近。そして、異常に魅力的な人物なのです。

しかし、彼らはフリーライダー(タダ乗り、他人を犠牲にすることを何とも思わない)なので、巻き込まれた厄介です。更に問題なのは、情報弱者がコロっと魅了されてしまって、搾取されやすいということ。

そして、更に更に困ったことは情報弱者はサイコパスを崇拝することが楽で幸せだということなのです。思考停止になって最初に信じたものを疑わないことって脳にとって楽チンなのだそうですよ・・・。

では、サイコパスと付き合うにはどうしたらいのかというと、搾取されないように適切な距離を置くこと。彼は非常に賢いので、利用価値(見込み)がなければ関わってきません。それから「なぜ、あの人はあんな行動するんだ!」と憤慨して自分がエネルギーを使わないことです。彼らは人の不幸の上に自分の幸せを平然と築けるので。

人間関係、男女関係もとっかえひっかえなので、孤独みたいですね。世の中にはサイコパスは一定の割合で存在し、その遺伝子が淘汰されて来なかったことから、人類には時には必要とされる存在みたいです。それを理解しただけでも、結構気分がラクになりました。

FacebookやSNSには友達が100人とかざらにいますよね、サイコパスは身近な存在です。共感性や良心がない人が存在するということを認識することは大切なことです。

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