こんにちは。
アンティークコインの価値の決まり方について書いていきます。
美術品、骨董品の要素が強いアンティークコインですが、なんか難しそう・・・
ですが、知れば知るほど興味深くなるものです。
鑑定機関が存在する
アンティークコインにも鑑定機関が存在します。
代表的な機関がアメリカの「PCGS社」と「NGC社」で、これら2社で市場の98%を占めているようです。
購入する場合は鑑定付きのモノを、信頼できるディーラーさんからということになりますね。
グレーディング
この2社どちらかによる鑑定で、そのコインのグレードが決まります。
まず、コインはいくつかのタイプにザックリ分かれます↓
PF/PR | プルーフ (Proof) |
投資目的で造られ流通目的とはしておらず、鏡面加工により輝きを放つ記念コイン THEアンティークコイン |
MS | ミントステイト (Mint State) |
流通用に造られたものだけど、実際は出回らなかった未使用品 |
AU | 準未使用品 (About Uncirculated) |
流通はしたけど、未使用に近い |
F | 並品 (Fine) |
流通して傷がある |
もちろん、最高位はPF/PRです。鑑定機関によって呼び名が微妙にことなるものは「/」で表記してます。
このタイプでザックリわけます。細かいグレード(数値化)はこの先です。こんな感じ↓
PF(PR)/MS | 70 | 完全未使用 |
PF(PR)/MS | 69〜68 | 未使用 |
PF(PR)/MS | 67〜66 | 準未使用 |
PF(PR)/MS | 65〜64 | 準未使用 |
PF(PR)/MS | 63〜60 | 準未使用 |
PF(PR)/AU | 59〜50 | 極美品 |
XF | 45〜40 | 美品 |
F | 15〜12 | 並品 |
70が最高ランクです。旧いコインだと70は存在しない(鑑定されていない)ものもあります。
特別鑑定表記もある
さらに特別鑑定表記があります。
例えば、同じPF/PRで69のコインだとしても、鏡面加工の輝きの微妙な違いがあるのです。
DCAM(Deep Cameo)/UCAM(Ultra Cameo) | ★★★ |
CAM(Cameo) | ★★ |
PF/PR(Proof) | ★ |
★わかりやすいように独断でつけました。「/」は鑑定機関によって呼び名が違います。
すなわち、同じグレーディングでもDCAM(Deep Cameo)/UCAM(Ultra Cameo)のコインが鑑定機関的に最も価値のある輝きを放つようです。
実際に光を当てて反射の度合いを見ているらしいのですが、素人目に見てもProofとDCAM/UCAMの違いは一目瞭然です。
DCAM/UCAMは鏡面加工とマッド加工のコントラストが非常に美しい。
それに対して、Proofはツルッとしています。
最高ランクすぎると、価格が高すぎたり、鑑定更新のとき損失が出るというコトもあるとか^^;
いろいろ書きましたが、まずは、12〜70のグレーディングが最優先です。
じゃ、値段は?
はい、きました(笑)
じゃ、最終的な値段はどうやって決まるのということですが、
- 希少性(発行枚数)=現存枚数(鑑定枚数)
- 人気
- グレード
この3つの要素を加味しながら世界中のオークションで取引されたり、ディーラーさんが取引を斡旋しているようです。
富裕層たちのコミュニティなんでしょうね〜(遠い目)
↓こんなコイン本も売られていて、世界中の鑑定されたものが見られます。
次回の記事では僕が持っているコインの解説をしていきますね!
乞うご期待★